精神疾患についてゆる〜く学ぶ。

精神保健福祉士を目指している男のブログ。

精神保健

 

精神保健とは。

人々の精神ないし心に対して健康状態の促進を目的とする学問や活動のことを指す。

精神は身体と相関関係上にあるため健康保持のためには欠かせない学問であると言える。

法律上の存在価値は、国民の精神健康の保持、向上のためである。1875年に癲狂院という日本初の精神病院が設立された。癲狂院の癲は現代のてんかんに該当し、狂は異常行動を主とする精神疾患を指した。癲狂は精神疾患等全般を指した総称であった。

それから1950年に精神衛生法が制定される。公衆衛生の向上促進を国の責務とした日本国憲法が成立したのである。同時代に私宅監置が禁止されたのだが、1984年宇都宮病院事件が起こる。宇都宮病院事件は入院中の患者が看護職員によって暴行死した事件である。この事件をきっかけに精神障害者の人権問題が課題となった。この事件も氷山の一角であるとした見解も多々あり、日本の精神医療の在り方社会復帰施策が見直された。それから1987年に精神保健法が成立し、精神障害者の人権擁護ないし社会復帰の促進が謳われ他、様々な精神保健の内容が追加された。そして様々な改正や改定が行われ、現在では2014年の精神保健福祉法改正が最後である。現代で確立されている精神障害者の権利も何十年もの時間をかけて獲得したということがわかる。だが、入院中の精神障害者に非人道的な行いをする刑事事件は少なからず存在するため、この問題に対応した法律の改正が必要と考える。精神疾患の発病原因は個人要因、環境要因、ストレスなどの様々が考えられるが、着目すべきは「誰にでも起こりうる病気である」ということだ。知的障害は先天性の疾患だが、精神疾患は怪我をする、風邪をひく、程度の身近な病気であるということは国民の四人に一人以上が精神疾患を経験しているというデータからも明らかである。したがって国民の生活において精神保健の重要性は高いと解釈できるが、学校等の公共施設からの呼びかけは少なく感じる。精神疾患も一種の病気であるのならば。予防ができると考えられる。精神疾患を予防するにはどうすればよいのか。精神疾患の多種多様性は大変逞しく、一つの予防法で発病の解決、リスクの軽減は難しい。が、それを踏まえたうえで重要なのはやはり『ストレス』であると言える。一次予防、二次予防、